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AOP Fine Lavender
AOP認「トゥルーラベンダー」
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Botanicals
- ラベンダーについて -
「プロヴァンスの青き黄金」ともいわれる、希少なオート=プロヴァンスのトゥルーラベンダー。
ここでは、その秘密について詳しく見ていきましょう。
THE BLUE GOLD OF PROVENCE
プロヴァンスの青き黄金
オート=プロヴァンスのトゥルーラベンダーは学名を「ラヴァンデュラ・オフィキナリス」といい、唯一の「薬用種ラベンダー」です。
「ラヴァンデュラ・アングスティフォリア」「ラヴァンデュラ・ベラ」と呼ばれることもあります。
薬用種ラベンダーは種から育つのが特徴で、遺伝的な多様性を持っているため花は株ごとに異なる色(白っぽいものや青、紫まで)や大きさをしています。
個体群ラベンダー(population lavender)と呼ばれることもあります。

わたしたち人間も、同じ顔・体格・性格をもつ人は二人といませんよね?
それと同じように、トゥルーラベンダーにもそれぞれの株に個性があるのです。
いろいろな個性を持つ花が混在することにより、複雑なすばらしい芳香が生まれます。
交配種のラベンダーや挿し木で育てたクローンでは、このようになりません。
本物のトゥルーラベンダー(薬用種ラベンダー)は特級ワインと同じく、AOP認証によって保護されています。
Do you know the difference between lavenders?
ラベンダーの違いを知っていますか?
現代では、アロマセラピーに利用されることも多いラベンダー精油。
皆さんよくご存じのこの精油ですが、「ひとことでラベンダーといっても実は様々な種類がある」ことをご存知でしょうか。
もしラベンダー精油のセラピー効果をしっかりと得たいならば、このことをきちんと知る必要があります。
ここでは、ラベンダーの違いについてご説明します。
Fine Lavender
トゥルーラベンダー
Spike Lavender
スパイクラベンダー
Lavandin
ラバンディン
Maritime Lavender
ラベンダーストエカス
Fine Lavender
トゥルーラベンダー
学名 : lavandula officinalis,lavandula vera, lavandula angustifolia
唯一の薬用種ラベンダー。
スパイクラベンダーより小さくて短い房を持ち、枝分かれしていません。
種から育ち、色も形もさまざまな花が混在して咲くのが特徴です。
寒さに強く、標高800~1500メートルの高地に育ちます。
全体の0.88%しか芳香成分が含まれないので、精油の生産量はわずかで希少です。
平均150Kg の花からたった1kg、 つまり1.1リットルの精油しか取れませんが、豊かかつ繊細な、すばらしい芳香を持ちます。
トゥルーラベンダーは、約12年間育ち、同じ場所で8~10年間生産することができます。シャトー・デュ・ボワ社では、毎年6~10ヘクタールの新たな土地にラベンダーを栽培しています。
Spike Lavender
スパイクラベンダー
学名 : lavandula spica, lavandula latifolia
「メール(=男の)ラベンダー」または「背高ラベンダー」として知られています。
学名のラティフォリアとは「広い葉っぱ」という意味です。
草丈が高く花の軸が枝分かれして複数の長い穂になっており、トゥルーラベンダーとは見た目ですぐ区別できます。
暑さや乾燥に強く、高度500メートル以上の南向きの斜面で一番よく育ち、スペインで広く栽培されています。強い樟脳のような香りをもつ青紫の花をつけます。
Lavandin
ラバンディン
学名:lavandula hybrida, lavandula x intermedia
現在の市場は95%がラバンディン。
トゥルーラベンダーとスパイクラベンダーの交配種。挿し木で増やします。
ラバンディンはトゥルーラベンダーよりも大量に生育し、とても強くて様々な気候や土壌に適応する特質を持っています。
さらに、1ヘクタールあたり150 kg、つまりトゥルーラベンダーの8~10倍の量のエッセンシャルオイルを得ることができるためコストパフォーマンスがとてもよく、世界中で商業的に広く栽培されている品種です。
しかし残念ながら、精油の品質はトゥルーラベンダーよりはるかに劣ります。
ラバンディン精油に「ラベンダー」のラベルを不法に貼って売られていることもあるので、注意が必要です。
Maritime Lavender
ラベンダーストエカス
学名 : Lavandula stoechas
「フレンチラベンダー」として園芸種でおなじみのラベンダー。
うさぎの耳のような大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、お庭を華やかに彩ってくれます。
アロマセラピーの見地でいうと、ラベンダーストエカスの精油には神経毒性のあるケトン類が多く含まれるため使用する際は十分に注意が必要になります。
AOP Label
- AOPラベル -
A.O.P認証について
AOP(原産地保護呼称)とはAppéllation d’Origine Protégéeの略で、EUが規定する品質認証です。
AOP認証は、気候条件・日照・土壌・植生・飼料・先祖伝来の伝統的栽培方法および生産法などの要素をクリアーした農産物のみに与えられます。
シャトー・デュ・ボワの畑のあるオート=プロヴァンスのトゥルーラベンダーは、世界中で唯一AOP認証を受けたラベンダーです。
フランス国内の4つの地域(ドローム県、ヴォクリューズ県、アルプ=ド=オート=プロヴァンス県、オートアルプ県)の中にあり、かつ高度800メートル以上で栽培をしている生産者のみが、「オート=プロヴァンスのAOP認定トゥルーラベンダーエッセンシャルオイル」と明示することを認められています。
トゥルーラベンダーの生産シェアを守るため、「シャトー・デュ・ボワ」社はAOP認証を毎年取得しています。
なぜトゥルーラベンダーを守るのか?
トゥルーラベンダーの原産地保護呼称は1982年にスタートしました。
その経緯は、トゥルーラベンダーを守る必要性が高まってきたからです。
世界でラベンダーの需要が増えるにつれ、利益を優先して安価で品質の劣るラベンダーを輸入・販売する業者が増えてきました。さらには、合成のラベンダー香料も広く使われるようになってきたのです。
本来のさまざまな薬効を持つトゥルーラベンダーはこれらのシェアに押され、厳しい局面を迎えました。トゥルーラベンダーの生産者たちは、本物のトゥルーラベンダーを誠実に作っていることを証明するため、また高品質な精油を消費者のもとに届けるために、原産地呼称を取得することを選んだのです。
全国トゥルーラベンダー
エッセンシャルオイルコンテストでの実績
毎年開かれているエッセンシャルオイルコンテスト(ヨーロッパラベンダー協会主催)で、シャトー・デュ・ボワは優秀な受賞歴を誇っています。

金賞:2006年、2011年
銀賞:1988年
銅賞:2012年、2013年
Lavender fields
- ラベンダー畑 -
Magnificent and enchanting landscapes
素晴らしく魅惑的な景色
トゥルーラベンダーは、夢でできているかのようです。開花の季節には、ユニークな模様を描く真っ青な畑は圧倒的な美しさを見せてくれます。それは「シャトー・ドュ・ボワ」社の畑ならではの景色です。この地でランスレー家は、ナチュラルかつ本物のやり方で魅力的なラベンダー製品を開発し続けています。
この景色は、トゥルーラベンダーを保護するための努力をずっと続けており、高いレベルで目をかけているおかげで保たれています。
数年間、トゥルーラベンダーとラバンディンの生産者は、ファイトプラズマによって収穫前に作物が枯れてしまう問題に直面していました。この病原性細菌は、茎の内部をむさぼってしまうもので、飛ぶ昆虫(ヨコバイ)によってもたらされます。ファイトプラズマに寄生されると、本来12年間花を生産できるところ、4~5年経ったら株を引き抜いて再び種が生産できるようになるまで3年待たなければならないのです。 このサイクルは生産者にとってあまりに短く効率的ではありません。なぜなら、ラベンダーは、植えられるときとその最初の3年間に最大限の注意を必要とするからです。この問題はラベンダーの生産全体に影響を及ぼしていて、2003年のかんばつによって悪化しました。ラベンダーは、細菌性の攻撃に弱くなってしまいました。
技術組織は、解決策を模索しています。たとえば、輪作(ヨコバイの再発周期を減らす)や、強い苗、より耐久性のあるラベンダーやラバンディン種の使用などです。
しかしこれらの研究は、現在まで有効性を証明するまでにはつながりませんでした。
強い苗の使用に関しては、トゥルーラベンダー生産者の間で論争の的になっています。
このことは生産者に苗を買うのを強いて、自分の畑で獲れた種の供給を減らすことになるからです。
「シャトー・デュ・ボワ」社は、この害を最小限にとどめてラベンダーを守るために、よりグローバルなアプローチに力を入れています。
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