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2021.2.16
『紫外線対策は春がキーポイント』

春の訪れを感じるようになり、心も体も何となくウキウキしている方も多いのではないでしょうか?春の日差しはとても心地よく感じますが、この時期の紫外線を侮ってはいけません。
紫外線量は3月から増え始め、5月〜8月がピークとなります。

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1 UV(紫外線)とは


そもそもUV(紫外線)とはultravioletの略ですが、

紫外線は波長の長さによって名前が違うのをご存知でしょうか?

 

最波長のUV-A(生活紫外線)

UV-A・・・生活紫外線とも言われ1年中降り注ぐ。地上に到達する95%~99%がUV-Aです。UV-Bに比べるとエネルギーが低い為、赤みや炎症は起きにくいが表皮の基底層から真皮層にまで達し、コラーゲンなどを破壊する為、皮膚細胞を遺伝子レベルで傷つけます。よって、シワ・たるみの原因になります。

中波長のUV-B(季節的な紫外線

UV-B・・・季節によって降り注ぐ強弱があります。数時間で赤くなったり、痛みなどを伴う日焼け。海などで赤くなるのがこの紫外線。表皮に作用し、メラノサイトを刺激しメラニンを生成します。所謂、肌が赤くなる状態(サンバーン)ヒリヒリ感、痛み、水疱を生じる状態はUV-Bによるものです。その後24時間ぐらいで症状はピークに達し、数日で赤くなった肌は落ち着きますが次に皮膚の黒化がはじまります。これは実はUV-Aによっておこり、(サンタン)と呼ばれています。よって、シミ・ソバカスの原因になります。

短波長のUV-C(オゾン層にカットされて通常地上には到達しない)

 

これを踏まえ・・・

皆様が使われている化粧下地や日焼け止めにこのような記載があるかと思います。

 

2 「SPFとPA+」


SPF・・・エスピーエフ(Sun Protection Factor)

SPFはUV-Bに。
SPFは紫外線UV-Bを浴びた際に出来る皮膚の斑点が出来るまでの時間を、いくら遅く出来るかという時間の指数を表したもの。SPF-1が約20分~15分防げるというもの。なので、SPF30と記載があれば20分で計算すると20×30=で600分。約10時間UV-Bを防ぐという事になります。

PA・・・ピーエー(Protection  Grade of UVA)の略です。

PAはUV-Aに。
SPFが肌が赤くなる原因を防ぐのに対しPAは皮膚の黒化の起こる原因を防ぐ指数になります。

PA+・・・効果がある。

PA++・・・効果がかなりある。

PA+++・・・効果が非常にある。

PA++++・・・効果が極めて高い。

 

これでどのくらいの指数が必要なのかお分かりですね。ちなみに美容業界では普通の生活であればSPF20~30迄。PA+++ぐらいがベストと言われております。(※実際日本のSPF最大値は50迄と決められています。)海外製品は100までありますけど・・・

 

実はSPF30以上~50については効果が変らないという一説もあり、それもあるのでお肌への負担を考えると、私はSPF30で十分だと思います。このSPFが高くなればなるほどお肌へのダメージも出てくるからです。紫外線吸収剤や紫外線散乱剤(反射剤)など、また、成分によっても肌ダメージは違いますが、皆様は一般的に紫外線吸収剤がお肌に負担がかかると言われているのはご存知ですよね。実際トラブルが出やすいのは確かですが、紫外線吸収剤もイロイロとあるので一概には言えません。散乱剤(反射剤)も肌の乾燥を招きますし、UVカットは塗れば多少なりともお肌に影響はあると思っていてください。

 

3 結論


ここまで長い説明が続きましたが、、結論に入りますと、日焼けをしたくないなら一番大事なのはお顔や体に塗る量です。意外と盲点なのですが、自分が使われている日焼け止めの適量をご存知ですか?実はこの紫外線防御指数の出し方ですが、決まりがありまして、1平センチメートルに2mgずつ塗っての防御数値なのです。

 

皆さまどれぐらいの量か分りますか?以前勤めていた会社の商品開発部の人とお話する機会が何度かありましたが、最低でもお顔で500円玉1枚分の量は必要!だとか(笑)そんな量塗ったことありますか?せいぜいパール粒1個分か2個分ぐらいじゃないですか?500円玉の量を手に出して塗ってみてくだい。お顔真っ白ですから(笑)

でもこれが正しい量なんです。これぐらい塗って日焼けしませんよという基準の数値です。もしも日焼けしやすい人がいたり、日焼け止めを塗っても焼けるのよね~。と言う方は塗る量が少ない場合があると思います。あとは汗や皮脂で流れている可能性が・・・

 

日焼け止めはSPFの数値が高いものよりも塗り直す方が効果的です。絶対に日焼けしたくない方、外に長時間居る場合は塗り直しをおススメします。

私がおススメするならSPF25前後のPA+++の紫外線吸収剤不使用です。

春の訪れを全身で感じながら、しっかりと紫外線ケアもお忘れなく!

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